2011年07月26日

関西学院大学総合制作学部山中速人研究室「災害とマイノリティ シリーズT」関東大震災と朝鮮人 姜徳相さんの講演録より(1)

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2011年7月26日〜8月23日までは、「災害とマイノリティシリーズT」をお送りします。
1984年9月15日に神戸学生青年センターで開催された姜徳相さんによる講演〜関東大震災と朝鮮人〜を5回に分けて解説を加えながらお届けします。
1995年1月17日の神戸での震災、そして2011年3月11日に起こった東日本大震災、そのことを考える上で「災害とマイノリティ」との関係を見つめなおすため、今関東大震災をしっかりと検証する必要があります。今回はその第一回目です。司会進行は関西学院大学総合制作学部山中速人教授、ゲストは神戸学生青年センター館長飛田雄一さんです。

関東大震災とは
1923(大正12)年9月1日、関東地方を巻き込んだ巨大地震が起こりました。被災者は100万人を超え、10万人を超える方がお亡くなりになりました。その中で、流言飛語に基づき、朝鮮人や中国人、社会主義者あわせて6000名もの人々が、日本の軍や自警団に命を奪われる痛ましい事件が起こりました。歴史学者、姜徳相さんは、関東大震災の体系的な研究をされていた方です。

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1980年代、日本人論が盛んになりました。イザヤ・ペンダが「朝鮮人虐殺は組織的なものではなく、日本人の一般大衆の異文化ショックだった」と発表し、問題を矮小化する動きがありました。それに対して、釘をさすという形で、この講演は行われています。現在はさらに状況が進み、多くの日本人、特に若い人たちに、歴史的な検討をせずに、「日本は素晴らしい」「日本は正しい」という考え方が蔓延しています。
朝鮮人に対する虐殺や弾圧がどのように行われたのか、また、それに対して歴史的、実証的な検討が行われ、虐殺の事実を認めるに至ったのかということを聴いていただきたいです。

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姜徳相さんは、大学で教鞭をとられておられました。在日朝鮮人の立場から関東大震災研究をされた第一人者です。1960年代に、関東大震災当時の電報や軍の資料を集め、研究をされていました。「関東大震災」(1975・中公新書)は、姜徳相さんの著書でもあります。民衆がデマにのせられ、虐殺に加担したという面もありますが、官憲が無関係ではなかったということを実証されています。
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2011年07月25日

関西学院大学総合制作学部山中速人研究室「災害とマイノリティ シリーズT」関東大震災と朝鮮人

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1983年神戸学生青年センターで開催された「関東大震災と朝鮮人」について、姜徳相さんの講演を山中速人教授と神戸学生青年センターの館長飛田雄一さんの解説で、2011年7月26日から8月23日までの5回にわたってお送りします。
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2011年07月14日

関西学院大学総合政策学部山中速人研究室「それぞれの震災〜私達にもできること」第8回

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私たちは三田市からできる支援を考えました。中学生からのメッセージを集めて、ビデオレターを作成しYouTubeにアップするというものです。三田の中学校に協力を求めて、電話をし訪問をしましたが、断られてしまい、結果的に三田キャンパスの学生からメッセージを集めることにしました。

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周りの友達からだけではなく、韓国からの留学生からもメッセージを集め、お話を聞くことができました。断られることも多々ありましたが、ボランティアの方法は人それぞれだということを感じることができました。
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ボランティアサークルに所属している私たちのグループのメンバーは、ボランティアサークルの友達からメッセージを集めました。そして、メッセージを書いてくれた友達の中には、実際に現地に足を運び支援活動をした人もいました。様々な人から、いろいろな話を聞くことできました。

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私たちのメンバーの中の実際に現地でのボランティア活動をしたメンバーは、宮城県南三陸町を訪れ、子供たちからたくさんの笑顔をもらってきました。私たちが今回の活動を通して、伝えたかったことはボランティアの形は様々だということです。あなたに合ったボランティアがきっとあります。友達や家族、恋人と話してみてください。

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金さんと私たちの会話です。金さんが私たちに質問をしたり、メンバーが今回の活動の感想を話しています。私たちのYouTubeにアップした動画は「三田でできること」と検索してもらえれば、「東日本大地震応援ビデオレター from 関西学院大学」という動画が表示されますので、ぜひ一度見てください。
posted by FMYY at 22:47| Comment(3) | podcast | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

関西学院大学総合制作学部山中研究室「それぞれの震災〜私達にもできること」第7回

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第7回目「どこでもできるよ!ボランティア」
担当:登坂彰識、多井章人、担当藤澤嘉洋、助野駿、森貴祐

◆トーク1藤澤嘉洋:
私は被災地に行き、泥かき、家の掃除をしてきました。私が被災地のために出来た事はわずかなことですが、自分にとって何か大きなものを得たと思います。だから、私は、被災地のため、自分のためにもボランティア活動を続けていきます。
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◆トーク2助野駿:
私も同様に被災地に行きヘドロかき、小学校の机運びをしていました。被災地の雰囲気は暗かったですが、被災者の方々はボランティア活動が終ったときも元気よくお礼をいってくれたのでやる気も上がりボランティア継続の必要性を実感しました。

◆トーク3多井章人・森貴祐:
私達は、FMYY主催の「私のラジオ届けてね」というキャンペーンに参加しました。長田区の人が老若男女問わず、被災地の方への応援メッセージをたくさん送ってくれました。これらのメッセージが被災者の心の支えとなってくれたら嬉しいと思います。

◆トーク4登坂彰識:
私は兵庫県神戸市の三宮にてチャリティーストリートライブを行い、募金活動を行ってきました。私達の歌が、被災地の皆様と、また私達の姿を見てくださった方々の心に、少しでも届いてくれていたら嬉しいです。
posted by FMYY at 22:27| Comment(0) | podcast | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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